2013年10月15日 23:55|
急須を選ぶ際に気をつけたい3つのポイント。
きょうは最後の3つめのポイント「茶漉し」についてお伝えします。
■ポイント3:茶漉しの種類
茶漉しの種類は大きく分けて、陶製と金属製の2種類があります。
<陶製茶漉し>
金属製の茶漉しに比べると目が詰まりしやすく、お手入れが少々面倒ですが
茶葉の持つ本来の味わいを引き出しくれます。
陶製なので金属臭がなく、お茶と急須が接する面積も一番広いので、
お湯を入れたときに中の茶葉が急須の中できちんと開き、お茶の旨みを最大限に
引き出します。代表的な茶漉しに目がこまかい『セラメッシュ急須』があります。
<金属製茶漉し>
陶製の急須に比べると、茶葉の旨みを十分に味わうことができない可能性が
ありますが、お手入れの点では優れています。現在販売されている急須の
ほとんどが金属製の茶漉です。茶葉の細かさによっていろいろな茶漉しを
選べるのも特徴です。
尚茶堂では、2つの急須を使用してきた経験を踏まえ、陶製茶漉しの急須を
オススメしています。
確かに金属製茶漉しはお手入れが大変便利ですが、使用していくうちに
金属が劣化していき、お茶本来の旨みが味わえなくなります。
ある日、金属製茶漉しを使ってお茶を淹れていたところ、突然、いままでに
味わったことのないお茶の味に変わりました。その時は水が原因ではないかと
思い、水を変え淹れてみたものの、それでも味はもとに戻らず。
お湯の温度、茶葉の種類・量もいままでと条件は変わらないのに。
そこで、陶製茶漉しの急須で淹れてみたところ、
いつもと変わらない美味しいお茶を淹れることができました。
この経験があって、尚茶堂では
・水をまろやかにするといわれる常滑焼
・どんな茶葉にも対応できるささめ陶製茶漉し
で作られた常滑焼高資陶苑の「丸急須」をオススメしております。
「丸急須」の詳細はこちら。