2013年12月 6日 22:28|お茶(煎茶/かぶせ茶以外)お茶(煎茶/かぶせ茶)
嬉野茶(うれしの茶)は国内だけでなく、いまや世界にもその名をはせるお茶に
なりつつあります。
今回と次回、2回にわけて「世界になかの嬉野茶(うれしの茶)」としてご紹介します。
今回は、『ローマ法王に嬉野茶(うれしの茶)が献上されたことについて』
嬉野市は26日、ローマ法王フランシスコに贈る特産の茶と紅茶を発送しました。
嬉野茶(うれしの茶)生産発祥の地の不動山地区は、江戸時代に禁教政策で多くの
信徒が殉教した史跡が残る地です。市は、キリシタン悲話の歴史と日本の伝統文化を
伝えるとともに、今後は嬉野茶(うれしの茶)のブランド力向上につなげていくようです。
もともと不動山地区は長崎街道の要衝で異教徒の取り締まりが特に厳しく、
信徒を捕らえた獄舎跡や切り捨てた血刀を洗った太刀洗川などの史跡が点在します。
毎年秋には県内外から約200人の信者が集まって殉教者を慰霊するミサが行われ
地元を挙げて接待しています。
谷口太一郎市長が今年5月に東京都の大使館を訪れて贈呈を申し出ていました。
蒸し製玉緑茶と釜炒り製玉緑茶、うれしの紅茶が入った茶筒に、肥前吉田焼の急須と
湯飲みも合わせて届けました。
嬉野市では今後も毎年、ローマ法王への献上を続けていくようです。
ローマ法王から美味しい日本茶として認められる日も近いかも知れませんね。