2013年8月 9日 22:13|その他
お茶にはそれぞれ産地の定義というものがあります。
嬉野(うれしの)の場合、
佐賀県または長崎県において生産された原料茶を100%使用し
仕上げ加工した茶を「嬉野茶(うれしの)茶」と言い
50%以上100%未満は「嬉野(うれしの)茶ブレンド」と
言います。
ちなみに当店の商品はすべて「嬉野(うれしの)茶」です。
「嬉野(うれしの)茶ブレンド」というと、
「なんだ、他の産地の茶葉が混ざっているのか。
それって嬉野(うれしの)って名乗っていいの?」
と言われる方がいます。
でも、どうなんでしょう。
飲む人にとってブレンド(他産地の茶葉が入っている)であっても
美味しければ、「主産地名のブレンド」と言っても
良いのではないでしょうか。
他の産地はどうかと言えば、
「宇治茶」の定義ははっきりとした数値による定義はないようです。
・宇治茶がすこしでもブレンドされていれば
・京都で袋詰めされれば
宇治茶と表示している?していた?とのことです。
現在では自主基準で
「京都・奈良・滋賀・三重の4府県産のお茶を京都府内で加工したもの」
としているようです。
これだけを見ると、宇治茶はブレンド茶だと解釈できます。
※もちろん京都(宇治)産地100%の宇治茶もあると思います
その宇治茶を美味しいと言って飲む人がたくさんいるのも事実です。
日本茶の比較や好みが「産地名」だけでされているとすれば
産地の定義をきちんと知っていただいた方が良いかもしれません。
決して、主産地だけの茶葉が良いのではなく
ブレンドされている他産地の茶葉もよいからそのお茶が美味しい。
そのことを知ってもらえれば
もっと日本茶が見直されるかも知れません。