2013年7月30日 21:23|お茶(煎茶/かぶせ茶)
贅沢なお茶ってなんでしょうか?価格の高い茶葉で淹れたお茶。
それもそうですが、淹れ方によって贅沢と言えるお茶もあります。
それが「氷出し」のお茶。
お湯や常温の水でもなく、氷が溶けた雫の一滴一滴で
茶葉のうま味だけを抽出してできたお茶。それが「氷出し茶」。
もちろん、茶葉によってできるお茶の味は違いますが
はじめて飲まれる方は、よく「出し汁」と表現されます。
うま味が濃厚すぎて、飲み慣れたお茶の味と異りるため、「お茶」
とは表現しにくいかもしれませんね。
今回は、陶芸作家・市川孝さんの器で淹れているところです。
茶葉は煎茶「極」を使っています。
器はどのようなものでも構いませんが、茶葉全体に雫がいきわたる
平皿などもオススメですね。
さて、市川さんの器ですが、上から見るとわかりませんが
実は2つの器からできています。横から見るとこんな感じ。
しかも、氷が入っている上の器には細かい穴がたくさんあって
茶葉のうま味を含んだ雫(この時点でお茶ですね)だけが下の器に
落ちるようになっています。
下の器に溜まったお茶こそが“とろぉ〜り”とした氷出し茶なのです。
みなさんもぜひ試してみてください!